クリスチャンが「天国への道はただ々一つしかありません。それはイエス様です。」と言うと、多くの人々はこう訊きます。「でも、イエス様のことを聞いていない人はどうですか。彼らは地獄に行くのですか?」
だから、多くのクリスチャンは、別の道もあるかどうか疑問に思います。でも、聖書によれば、ほかの道はありません。この話でも、その真理を見ることができます。
エチオピアの高官のように(使徒の働き8章)、コルネリウスという百人隊長は神様を畏れていました。
コルネリウスは貧しい者を助けたし、本当の神に祈りました。多分、彼はイエス様のことを聞いたことがあったけど、イエス様が救いの道であることを知らなかったようです。
だから、神様はコルネリウスに天使を遣わしました。もちろん、コルネリウスは怖がりました。「どうしてこの天使が来たんだろう?私の罪のために私を殺すんだろうか。」と思ったかもしれません。
でも天使はこう言いました。「あなたの祈りと施しは神の御前に上がって、覚えられています。さあ、あなたはもう救われましたよ。あなたは神様との平和を持っています。だから安心してください。」
天使は本当にそう言ったでしょうか。もし福音を聞いていない人が別の方法で救われることができるなら、天使はそう言っていたでしょう。
でも天使はそう言いませんでした。むしろ、コルネリウスの祈りと施しについて話した後、天使は、こう言いました。
さあ今、ヤッファに人を遣わして、ペテロと呼ばれているシモンという人を招きなさい。その人は、シモンという皮なめし職人のところに泊まっています。その家は海辺にあります。(5-6)
どうして天使は、コルネリウスにそのことをするように命じたでしょうか。コルネリウスが福音を聞いて、救われるためです。だから、コルネリウスは、その命令に従って、人を遣わして、ペテロを招きました。
ペテロは来て、コルネリウスの話を聞くと、こう言いました。
これで私は、はっきり分かりました。神はえこひいきをする方ではなく、どこの国の人であっても、神を恐れ、正義を行う人は、神に受け入れられます。(34-35)
そして、ペテロはコルネリウスを祝福して帰りました。
ペテロは、本当にそうしましたか。
違います。ペテロは福音を延べ伝えました。コルネリウスとその家族は福音を信じて、聖霊様に満たされました。
私たちはこの話から何を学ぶことができるでしょうか。
天国への道は一つしかありません。それは福音を聞いて、信じることです。神様はこの話を通してそのことを明らかにします。
でも、福音を聞いていない人はどうですか。彼らが神様に示されたことに反応すると、神様は彼らに反応します。
コルネリウスは、ユダヤ人から神様について聞いて、その真理に反応しました。エチオピアの高官も反応しました。
だから、もし福音が届いていない国に、ある人が神様の創造を見て、創造者が存在することを認めて、「創造者、自分自身を私に現わしてください」と願うと、神様はそうしてくださいます。神様は正義の方だから。また、神様は忠実な方だから。
どのように神様は自分自身をその人に現すでしょうか。神様は天使を遣わすかもしれません。もしかしたら、人を送るかもしれません。この話では、神様はその両方をなさいました。
私は宣教師のニュースレターで、そのような話を読みました。ある人は、「いと高き神」を信じたけど、その神に関して何も知りませんでした。だから彼は二十年間、毎日祈りました。「神様、あなたのことを知る人を私に遣わしてください。」
そして、宣教師が来ると、彼はすぐに信じました。
神様は正義の方です。だれかがほんとに神様を求めると、神様は必ずその人に福音を聞くチャンスを与えてくださいます。
だから、別の方法がある考え方を捨てましょう。他の道はありません。だから主の命令に従って、福音を世界果てまで持っていきましょう。